こんにちは、東京都文京区本郷三丁目駅徒歩4分の谷澤佳彦税理士事務所です。
国税庁の資料で、相続税の申告状況が公表されています。
現時点では令和5年分までの資料です。
今回の記事、相続税の課税割合、「相続税額のある被相続人の数÷死亡者数」についてです。
令和5年の課税割合、全国平均で9.9%です。
ところが東京都では全国1位の18.9%です。
ここで分子は相続税の課税がある被相続人の数です。
遺産が非課税枠たる基礎控除を超えるものの、小規模宅地の特例で税額が0になる人を含みません。
また、分母は全死亡者数ですので、少数ながら年少者も含みます。
税額が0になる人を加算し、死亡者数を成人限定とすると、東京都は20%を超えるのではないでしょうか。
相続税は一部の財産持ちだけの話ではありません。
庶民の暮らしに入ってきています。