複数の容積率にまたがっている土地の評価

複数の容積率にまたがっている土地の評価

こんにちは、東京都文京区本郷三丁目駅徒歩4分の谷澤佳彦税理士事務所です。

実務であった事例のご紹介です。

相続税申告における土地の評価で、ほぼ長方形、奥行きに比べ間口が狭い土地です。
すなわち奥に細長い土地です。

都市計画図で調査すると、道路に面する側の約半分の面積の容積率は400%、奥半分は300%でした。
(※容積率=土地の面積に対して建築できる建物の床面積割合)
細かい計算式は省略しますが、複数の容積率にまたがっている土地として評価しました。
容積率の変動を考慮しない土地評価に比べ、数%の評価を減額できました。
数%といえども貴重な金額です。

大きな道路に面した側は容積率が高く、路線価もそれに合わせて設定されています。
しかし、一歩路地を入ると住宅地となり、容積率が下がることがあります。
土地に関しては容積率も念のため、調査する必要があります。

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2019年10月13日