不動産取得時の書類の保存

不動産取得時の書類の保存

こんにちは、東京都文京区本郷三丁目駅徒歩4分の税理士・谷澤です。

現在、所得税確定申告作業の真っ只中です。

今年も不動産譲渡関係の申告のご依頼をいただいております。
都心では、僅か数年所有のマンションでも、売却額が購入額を上回る案件が出ています。
それだけ不動産売買が活発で、お値段もいいのでしょう。

さて、現在お引き受けしている案件で、皆様にも気を付けていただきたいことがあります。
それは不動産購入時の書類の保存です。

購入時の売買契約書や建築請負契約書は残っていることが多いようです。
一方、他の書類が見つからない、処分したという話が多いのです。
例えば、司法書士に支払った登記費用、中古物件であれば固定資産税精算金計算書、などです。
これらが残っていれば、一定の金額を購入価額に加算し、売却益を抑えることができます。
紛失したがゆえに、支払わなくて済む税金を支払うことになってしまいます。

売却を前提に購入していない場合、処分してしまうことが多いようです。
まさか売却する状況になるとは思わなかったのでしょう。

不動産に限らず、金額の大きい買い物、関係書類はしっかりと保存したいものです。

東京都文京区の税理士による文京相続相談室(谷澤税理士事務所)は、相続税申告に限らず、相続相談や遺産整理、事業承継対策をお手伝いいたします。少額案件のご相談もお受けしております。

2016年2月19日